2010年12月5日日曜日

季節外れの黄砂。

黄砂といえば春の代名詞なのだが、最近の宮古島で観測された。この時期に観測されるのは
20年ぶりということだ。黄砂はゴビ砂漠やタクラマカン砂漠など東アジアの砂漠地帯、黄土地帯
の土埃が強い風によって大気中に巻き上げられ、遠く日本まで飛んでくるものだ。

宮古島も晴れているんだが、もやがかかったように視界が悪くなっていた。最近は100年に一度
とか、いう言葉が気象の中で頻繁にでるので、20年ぶりと聞いても、良くあることのように感じる。

しかし、異常気象のニュースは毎月のように報道されるし、地球がもがいている気がする。
宮古島はもともと季節感をあまり感じない島ではあるけれど、異常に大雨が降ったり、今回のような
20年ぶりという気象現象が発生したりして、世界的な異常気象はひしひしと伝わってくる。

そんな中、今年もそろそろ宮古島が最も忙しいサトウキビの収穫時期となる。
今年のサトウキビは大豊作であり、農家の顔も緩むであろうと予想される。
異常気象などはまったくもって関係ないかのように今年のサトウキビはすくすくと育った。

残念ながら、私は今年サトウキビを作っていないので、大豊作の喜びを皆と喜び合う事はできても
収入は得られないんだんぁ。サトウキビのもたらす経済効果は宮古島では最も大きいものである。

宮古島ではボーナスがでない小さな会社で働いている人も大変多く、農業を兼業していることも
多いため、サトウキビによる収入は多くの人のボーナス的収入になるのだ。

まぁ、他人の懐具合を羨んだところで、どうしようもないね。