2010年12月9日木曜日

にがなの花

にがなは元々海岸などに自生しているが、採取してきて畑に植えても育ってくれる。

畑で育てると、大きく育つのだが栄養の状態が良いのだろうか?土には根を張りやすいかも。

料理した味的には自生している物が好き、嫌、苦くないほうが好きと賛否に分かれる。

私は苦いほうが好みである。島豆腐とあえると最高にうまくお酒のつまみには最適!

泡盛の甘さにも、ビールの苦味にも絶妙にマッチするのである。

今の季節、小さな黄色の花をたくさん咲かせている。

2010年12月5日日曜日

季節外れの黄砂。

黄砂といえば春の代名詞なのだが、最近の宮古島で観測された。この時期に観測されるのは
20年ぶりということだ。黄砂はゴビ砂漠やタクラマカン砂漠など東アジアの砂漠地帯、黄土地帯
の土埃が強い風によって大気中に巻き上げられ、遠く日本まで飛んでくるものだ。

宮古島も晴れているんだが、もやがかかったように視界が悪くなっていた。最近は100年に一度
とか、いう言葉が気象の中で頻繁にでるので、20年ぶりと聞いても、良くあることのように感じる。

しかし、異常気象のニュースは毎月のように報道されるし、地球がもがいている気がする。
宮古島はもともと季節感をあまり感じない島ではあるけれど、異常に大雨が降ったり、今回のような
20年ぶりという気象現象が発生したりして、世界的な異常気象はひしひしと伝わってくる。

そんな中、今年もそろそろ宮古島が最も忙しいサトウキビの収穫時期となる。
今年のサトウキビは大豊作であり、農家の顔も緩むであろうと予想される。
異常気象などはまったくもって関係ないかのように今年のサトウキビはすくすくと育った。

残念ながら、私は今年サトウキビを作っていないので、大豊作の喜びを皆と喜び合う事はできても
収入は得られないんだんぁ。サトウキビのもたらす経済効果は宮古島では最も大きいものである。

宮古島ではボーナスがでない小さな会社で働いている人も大変多く、農業を兼業していることも
多いため、サトウキビによる収入は多くの人のボーナス的収入になるのだ。

まぁ、他人の懐具合を羨んだところで、どうしようもないね。

2010年12月4日土曜日

トックリキワタの花?

通勤途中の道の側に大きな木が見事にピンク色の花を咲かせている。この木の名前は多分、
トックリキワタというと思うんだが、自信がない。いや、やっぱりトックリキワタだな。

この時期に花を咲かせること木の幹に棘があることから判断できる。気になるのは幹がトックリの
ように膨らんでいないことなんだけど、若い木なんだろうか?挿し木だとあまり幹が膨らまないとも・・

花が散って冬になると大きな実がなる。その中に綿が入っているのでキワタと名前が付いている。
この綿は実際に集めるといろいろと使い道があるようですよ。原産地は南アメリカのブラジルや
アルゼンチンあたりのようだから、誰かが宮古島に持ち込んだものであろう。

花はほんとに綺麗で思わず車を止めて写真を撮りました。これでも、大分散ってしまってます。
この季節に綺麗な花を咲かせる木があるなんてやっぱり南国ならではと思います。

落葉樹で葉っぱはきれいに落ちてます。宮古島には桜の木もあまり見かけないので、大きな木に
満開の花を着けているのを観ると心が落ち着くようで、気持ちがいいです。

咲いている期間も結構長くて、この木ももう10日以上も咲き続けているなぁ。もう少し頑張って
綺麗な花を楽しませてくれると嬉しい。

この異常気象の中、綿の値段が高騰してるらしいので、もしかしたら将来はトックリキワタを沢山
植えて綿を取り出すような事が起きる可能性も考えられる。綿の品質はどうなのか分からないけど

まぁ、物が無いときには品質は二の次かな。

2010年12月2日木曜日

痛みがない幸せ。

昨日まで歯痛で夜もろくに眠れなかった。家の時計は古い柱時計だから、時報の音が鳴る度に
まだこんな時間かと布団にうずくまって、痛みを堪えていた。医者からもらっていた痛み止めは
4時間あけて飲むようにと指示されていたが、痛みに耐え切れずに2~3時間おきに飲んでしまい
一晩でなくなってしまった。

今日は痛みがなくなり、体の痛みが無い状態がどんなに幸せなことなのか痛感している。
病気で痛みが発生している方はほんとに辛い毎日をおくっているのかと思うと心も痛む。

普通に生活できるってなんでもないことのようだけど、実はとんでもなく有難いことだとつくづく
思う。当たり前のことって感謝するに値しないように思い、毎日を過ごしてきたことに反省しよう。

時分の体のケアは毎日、しっかりと意識して取り組もうと、今回の歯痛で思い知らされた。
考えてみれば、年齢も40後半になっているし、これからまだまだ自分のボディと付き合って
いかなければならい。若い頃のようにメンテナンスなんか考えないでいたら、ガタがくるよな。

よくもこんなに、ほったらかしの身体が付いて来てくれたものだ。ありがとう!と大声で言いたい。
メタボ気味のお腹周りも気にはしているが、何か特別に対策しているわけでもないし、季節も
師走に入り、暴飲暴食の誘惑も増える。気を引き締めて何か自分なりに対策を考えるとしよう。

一番簡単に実行できるとすれば、飲み食いしかないだろう。幸いこの歯痛でご飯もろくに食べて
いなかったので、胃袋は小さくなったと思われる。食欲はまだ回復していないから・・・

今の時代、小食で調度いいんじゃないか。宮古島のおやつといえば「ぱんびん」天ぷらだが、
衣たっぷりの油分たっぷりの天ぷらが大変ポピュラーなのだ。

あちこ~こ~(揚げたての)天ぷらは美味しくてついつい手が延びてしまうんだなぁ。
しかし、この時期、胃袋を鬼にして二個だけにしよう!

2010年11月30日火曜日

歯痛でもがく

今日、昼前ごろから歯痛がひどくなってきて、思わず歯医者に飛び込みました。
鏡で口の中を覗いた時は特に虫歯という風には見えなかったが、レントゲンの結果、
歯の付け根からばい菌が入って神経を腐らせているという。

歯周病の一部なのだろうか、先生の話では神経の治療をしますということで、歯に穴を
開けて治療したとのこと。昔から歯医者は嫌いで十数年行った事がなかったのだが、
今回は痛みのある歯ばかりでなく他も具合悪くなっているところを時間をかけて治して
行きましょうと治療方針などを説明された。

女性の先生でしたが、丁寧に説明してくれ安心しました。正直いって予想以上の対応で
これから先も安心して治療できそうです。

応急手当といっていたので、根本の治療は出来なかったのか、また痛くなってきた。
痛み止めの薬をもらっているので、飲んでから寝ることにするか。

病気は何かのメッセージとよく言われるが、今回の私に対するメッセージはどんな内容
なのだろうか?今は何も思いつかない・・・が、今こうしてブログを書いている途中に、
もしかしたらと思い当たる節が見つかった。自分の思い当たる事がメッセージなのか?

妹に対する怒りが自分自身の身体をも痛めているのだろうか?彼女は私に助けを求めている
のかも知れないが私は、はね付けている。そのことは彼女のためだと思うが違うのか?

わからん・・・今晩は眠れるかなぁ。

2010年11月29日月曜日

宮古島の伝統工芸品宮古上布

全国には沢山の織物文化がありますが、宮古島にも負けず劣らずの織物文化があります。
日本の麻織物の中には東の越後上布、西の宮古上布と言われる程その名を知られています。

しかし、宮古島では宮古上布という名前は知っているけど実際に着物を持っているという人は
少ないようで、敷居が高い織物ということが一般的な認識のようです。確かに宮古上布の価格は
何百万もする価格で取引されるようですが、それは高級デパートや呉服屋での話ではないかと
思います。

文献によれば、14世紀に朝鮮の船が難破して沖縄の島々を朝鮮人が見聞した記録には既に、
宮古上布らしきものの存在が記されているようで、とても綺麗な織物だと記されております。

宮古上布が広く知られるようになったのは、17世紀に稲石という方が琉球国王に献上したところ
国王が大変気に入り、宮古島の貢布となってからのようですが、歴史的にはこのことで宮古島は
大変厳しい税に苦しんだと言われます。それだけ、美しく、技術の高い織物であったとも言えます。

琉球が薩摩の支配下にあった時代には宮古上布は薩摩上布として、江戸の町で大変な人気が
あったという事ですが、宮古の名前が薩摩になっていたとは、なんとも悲しい気持ちになります。

しかし、一方では薩摩が江戸に宮古上布を広めたとも言えますので、良いとも悪いとも言えません。
それにしても時代の変遷のなかで宮古上布は数奇な運命を辿ってきたのです。現在でも昔の技法
で作り続けられる織物があるなんて、やっぱり少しは自慢してもいいのではないかと思います。

2010年11月28日日曜日

龍馬伝最終回

NHK大河ドラマ「龍馬伝」が今夜最終回を迎えました。最後も男、龍馬に感動でした。
新しい時代を見届けることはできなかったが、一番厳しい新時代への道標を示した志は
今の日本にとってもまさに必要な男の生き様のような気がします。

志のあるものなら、誰でもがリーダーとなり国を牽引する。これこそ本物の政治と思う。
ドラマのなかで、龍馬が「命は使い切ったか?」という言葉が印象的でした。やっぱり、
志半ばで死んでいくのは後ろ髪引かれる思いだったと思いました。

みんながそれぞれの役目があり、自分の役目を努めることが、人生というものなんでしょう。
龍馬自身は新政府のメンバーには加わらずに、世界を見聞して回ることを目指していたようです。
しかし、33歳という年齢は現代では若すぎる。フリーターで親のスネカジリしている場合ではない。

本当に人間の人生の濃度は年齢ではないと改めて思い知らされました。目覚めよう!日本の若者。
わずか33年で、日本の行くべき道を標した龍馬は、情報を入手するにも困難だった時代に
どのようにして、柔軟な頭にしていったのか、私適にはやっぱり出会うべくして出会った人間たち、
人脈につきると思う。まさに現代で言う引き寄せの法則が働いたと思う。

奇しくも今日は沖縄県の知事選挙の日でもあります。
TVでは現職の仲井真さんが当選確実と伝えています。

沖縄は戦後、アメリカ軍基地が集中し、時代の変遷で必要・不要と長年意見が割れてきています。
龍馬がもし、時代に生きていたならどんな方向を示してくれただろうか・・・