両親が農業を営んでいたので子供の頃は嫌でも農作業を手伝っていた。
農作業は辛くてとってもやりたくなくて、何かと理由を作っては逃げようと必死だった。
子供なりに理由を考える天才になったものだとほくそえんだりもしたかな。
宮古島の農業と言えばサトウキビが主な生産物になる。夏の暑いうちに植え付けして、
寒い冬に収穫する。宮古島では寒いといっても気温は15度ぐらいだから、農作業は
大抵が大汗をかきながらの作業になる。お日様が顔を覗かせると冬でも気温は20度を
すぐに上回ってしまう。大変な重労働なのだ。
だから、子供たちは逃げ回っては夕ご飯時に小言をもらうのだ。
大人になった今では、農作業も楽しみながらできるようになった。
まぁ、休日にだけ農業人になるのでなんちゃって農業ではあるけど・・
平日は会社員で休日は百姓になる生活はなかなかしんどいではあるが
楽しくもある。完璧に作業をこなす必要がないからであろう。
やれるとこまでやる。つまりはマイペースで作業をこなすので止めたい時は
すぐにでも止められるからいいのだ。
子供の頃は作業に入ったら、それはしんどい作業だろうが何だろうがやらねば
許されなかったのだ。「やらされる」と「やる」の違いはいうまでもないだろう。
子供も大人も自分の意思でやるいうことが最も大切ではあるね。
それはもちろん楽しいか否かにつながってくる。