宮古島では海がすぐ近くにあるので、歩いて出かける事が普通でした。
家からは歩いておよそ10分で行けるので海はみんなの遊び場でした。
天然の砂場が延々と2kmとか広がっているので、今から思うと贅沢な
遊び場だったと思う。少子化の波は宮古島にも押し寄せており、子供達は
まったくみかけなくなってしまった。
久しぶりに浜に降りてみたら懐かしい亀岩が当時のまま残っている。
亀の頭と足のように見える岩だが、潮が満ちるとすぐ岩の下まで海水が
押し寄せ、子供にとっては程よい水遊びができたのです。
海には食べ物も豊富にありました。ウニ、シャコガイ等すぐに獲れていた。
今ではウニの姿がまったく見えない。シャコガイは小さいながらもいくつか
見ることができた。以前の海と比べて海草の量が違うようだ。
砂浜から眺める海。海面がキラキラと輝く。表面上の美しさは昔と変わらない。
だが、海中は少し様子が違う。畑を耕しながら海からの恵みも授かる。
もう、昔の生活はできないものなのか・・・環境保護と言うけれど、何をすれば
よいのか・・今、思いつくことは土を守ることができたなら海も守れる。
宮古島は川がないので、雨は地下に大部分が浸透すると思う。
だけど、最終的には地下を通って海に流れている。
畑の土と海はつながっていると思える。
百姓が土を大切に扱えば海も変わると思う。