沖縄地方ではどこにでもある葉野菜のハンダマ。
宮古島ではパルダマとも言う。
昔から島の家の作りでは、花壇や庭のように小さな畑
(方言ではカフツ)が各家にある。
家の周辺ではいろんな野菜が採れるのである。
もちろん農薬や肥料などもやらない。
ほったらかしで育つ野菜だ。
葉野菜のハンダマもその中の一つである。
ほとんど手入れしないので、おのずと生命力の強いもので
ないとすぐに枯れてしまう。
だから、野菜と表現するよりも「草」といった表現が
ぴったりなのかもしれない。
ハンダマは土というよりも石ころだらけで太陽があまり
あたらない所でもよく育っている。
雑草のように茂るので、まさしく草刈も必要なのだ。
身土不二、その土地の自然に適応した旬の作物を育て、
食べることで健康に生きられるという考え方に賛成。