方言ではムツウサと呼ばれている。和名はタチアワユキセンダングサ。
宮古島の漢方茶として製品化されている。
この草は繁殖力がもの凄くて、畑のやっかいもの扱いだったのに、今では
漢方茶として市場に登場している。まさか、あの畑のやっかいものがという感じである。
この草は種を動物の毛などににくっついて運ばせるようだ。
人間の場合は洋服のいたる所にくっついてしまうので、洗濯の前には落とすのに手間がかかる。
またこれがなかなか取れないのである。しかし、花は白い可愛らしい花を咲かせる。
農家はこの花が咲く前に除草しなくてならないだろう。
花が咲き、種ができるとその旺盛な生命力であっという間に畑を占領してしまうのである。
この厄介者の雑草だった草に薬効が発見されて今や栽培までされている。
旧、城辺町(グスクベチョウ)は町興しの一つにしようとバックアップしていた。
栽培したことは無いので、農家は苦労は分からないが、予想では
何もしなくても勝手に育ってくれるんじゃないかと思ったりする。
それぐらい本当にもの凄い生命力なのです。
この草の他にもまだまだたくさんの雑草が一躍、貴重な原料となる可能性が期待できそうだ。
この世に無駄なものなど無いと聞くが、まさしくその通りと思う。
私達、人間も一人一人違う役目を背負って生まれたんだろうね。