いつも袋入りのかつおの削りを購入していましたが、久しぶりに鰹節を求めに行きました。
以前は各家庭に鰹節削り専用のカンナがありましたが、現在置いてある家は少ないと思う。
私も鰹節用のカンナは持っていないのですが、お店で削ってくれるようなので削ってもらいました。
削ってる最中にもカツオのなんとも言えないいい香りが漂いなんとなく幸せな気分になれました。
子供の頃の毎朝の日課が鰹節を削ることだった思い出が蘇ります。
宮古島では、味噌汁の代わりに即席のカツオスープが食卓にのぼりました。
しまの方言では「タティンツ」といいます。鰹節を削ったものを大きめの汁椀に一握り入れ、
味付けは味噌(宮古味噌は麦ベースで甘くない)を一つまみ程、そしてお湯を注ぐだけです。
即席とはいっても栄養面ではかなり身体にいいスープになっております。
運動会とかスポーツ大会の朝には特別に卵がはいったりしたものでした。
我が家のマナーは出汁がでたあとの削り節も全部残さずに食べることでありました。
小さい頃はなかなか全部たべることに苦労しましたが、今ではほんとにおいしく頂けます。
今では、いろいろなスープの素などが売られておりますが、シンプルで安心な鰹節が私的には
お気に入りです。沖縄は鰹節の消費量が全国的にも高い方なんだそうです。
沖縄ソバの出汁もカツオが多いですからね。昆布の消費量も多いけど、アイスクリームは
以外にも全国でも下位に入るようです。常夏の島だから冷たいアイスクリームの消費は多い
ように思えますが、解らないもですね。