2010年12月9日木曜日

にがなの花

にがなは元々海岸などに自生しているが、採取してきて畑に植えても育ってくれる。

畑で育てると、大きく育つのだが栄養の状態が良いのだろうか?土には根を張りやすいかも。

料理した味的には自生している物が好き、嫌、苦くないほうが好きと賛否に分かれる。

私は苦いほうが好みである。島豆腐とあえると最高にうまくお酒のつまみには最適!

泡盛の甘さにも、ビールの苦味にも絶妙にマッチするのである。

今の季節、小さな黄色の花をたくさん咲かせている。

2010年12月5日日曜日

季節外れの黄砂。

黄砂といえば春の代名詞なのだが、最近の宮古島で観測された。この時期に観測されるのは
20年ぶりということだ。黄砂はゴビ砂漠やタクラマカン砂漠など東アジアの砂漠地帯、黄土地帯
の土埃が強い風によって大気中に巻き上げられ、遠く日本まで飛んでくるものだ。

宮古島も晴れているんだが、もやがかかったように視界が悪くなっていた。最近は100年に一度
とか、いう言葉が気象の中で頻繁にでるので、20年ぶりと聞いても、良くあることのように感じる。

しかし、異常気象のニュースは毎月のように報道されるし、地球がもがいている気がする。
宮古島はもともと季節感をあまり感じない島ではあるけれど、異常に大雨が降ったり、今回のような
20年ぶりという気象現象が発生したりして、世界的な異常気象はひしひしと伝わってくる。

そんな中、今年もそろそろ宮古島が最も忙しいサトウキビの収穫時期となる。
今年のサトウキビは大豊作であり、農家の顔も緩むであろうと予想される。
異常気象などはまったくもって関係ないかのように今年のサトウキビはすくすくと育った。

残念ながら、私は今年サトウキビを作っていないので、大豊作の喜びを皆と喜び合う事はできても
収入は得られないんだんぁ。サトウキビのもたらす経済効果は宮古島では最も大きいものである。

宮古島ではボーナスがでない小さな会社で働いている人も大変多く、農業を兼業していることも
多いため、サトウキビによる収入は多くの人のボーナス的収入になるのだ。

まぁ、他人の懐具合を羨んだところで、どうしようもないね。

2010年12月4日土曜日

トックリキワタの花?

通勤途中の道の側に大きな木が見事にピンク色の花を咲かせている。この木の名前は多分、
トックリキワタというと思うんだが、自信がない。いや、やっぱりトックリキワタだな。

この時期に花を咲かせること木の幹に棘があることから判断できる。気になるのは幹がトックリの
ように膨らんでいないことなんだけど、若い木なんだろうか?挿し木だとあまり幹が膨らまないとも・・

花が散って冬になると大きな実がなる。その中に綿が入っているのでキワタと名前が付いている。
この綿は実際に集めるといろいろと使い道があるようですよ。原産地は南アメリカのブラジルや
アルゼンチンあたりのようだから、誰かが宮古島に持ち込んだものであろう。

花はほんとに綺麗で思わず車を止めて写真を撮りました。これでも、大分散ってしまってます。
この季節に綺麗な花を咲かせる木があるなんてやっぱり南国ならではと思います。

落葉樹で葉っぱはきれいに落ちてます。宮古島には桜の木もあまり見かけないので、大きな木に
満開の花を着けているのを観ると心が落ち着くようで、気持ちがいいです。

咲いている期間も結構長くて、この木ももう10日以上も咲き続けているなぁ。もう少し頑張って
綺麗な花を楽しませてくれると嬉しい。

この異常気象の中、綿の値段が高騰してるらしいので、もしかしたら将来はトックリキワタを沢山
植えて綿を取り出すような事が起きる可能性も考えられる。綿の品質はどうなのか分からないけど

まぁ、物が無いときには品質は二の次かな。

2010年12月2日木曜日

痛みがない幸せ。

昨日まで歯痛で夜もろくに眠れなかった。家の時計は古い柱時計だから、時報の音が鳴る度に
まだこんな時間かと布団にうずくまって、痛みを堪えていた。医者からもらっていた痛み止めは
4時間あけて飲むようにと指示されていたが、痛みに耐え切れずに2~3時間おきに飲んでしまい
一晩でなくなってしまった。

今日は痛みがなくなり、体の痛みが無い状態がどんなに幸せなことなのか痛感している。
病気で痛みが発生している方はほんとに辛い毎日をおくっているのかと思うと心も痛む。

普通に生活できるってなんでもないことのようだけど、実はとんでもなく有難いことだとつくづく
思う。当たり前のことって感謝するに値しないように思い、毎日を過ごしてきたことに反省しよう。

時分の体のケアは毎日、しっかりと意識して取り組もうと、今回の歯痛で思い知らされた。
考えてみれば、年齢も40後半になっているし、これからまだまだ自分のボディと付き合って
いかなければならい。若い頃のようにメンテナンスなんか考えないでいたら、ガタがくるよな。

よくもこんなに、ほったらかしの身体が付いて来てくれたものだ。ありがとう!と大声で言いたい。
メタボ気味のお腹周りも気にはしているが、何か特別に対策しているわけでもないし、季節も
師走に入り、暴飲暴食の誘惑も増える。気を引き締めて何か自分なりに対策を考えるとしよう。

一番簡単に実行できるとすれば、飲み食いしかないだろう。幸いこの歯痛でご飯もろくに食べて
いなかったので、胃袋は小さくなったと思われる。食欲はまだ回復していないから・・・

今の時代、小食で調度いいんじゃないか。宮古島のおやつといえば「ぱんびん」天ぷらだが、
衣たっぷりの油分たっぷりの天ぷらが大変ポピュラーなのだ。

あちこ~こ~(揚げたての)天ぷらは美味しくてついつい手が延びてしまうんだなぁ。
しかし、この時期、胃袋を鬼にして二個だけにしよう!

2010年11月30日火曜日

歯痛でもがく

今日、昼前ごろから歯痛がひどくなってきて、思わず歯医者に飛び込みました。
鏡で口の中を覗いた時は特に虫歯という風には見えなかったが、レントゲンの結果、
歯の付け根からばい菌が入って神経を腐らせているという。

歯周病の一部なのだろうか、先生の話では神経の治療をしますということで、歯に穴を
開けて治療したとのこと。昔から歯医者は嫌いで十数年行った事がなかったのだが、
今回は痛みのある歯ばかりでなく他も具合悪くなっているところを時間をかけて治して
行きましょうと治療方針などを説明された。

女性の先生でしたが、丁寧に説明してくれ安心しました。正直いって予想以上の対応で
これから先も安心して治療できそうです。

応急手当といっていたので、根本の治療は出来なかったのか、また痛くなってきた。
痛み止めの薬をもらっているので、飲んでから寝ることにするか。

病気は何かのメッセージとよく言われるが、今回の私に対するメッセージはどんな内容
なのだろうか?今は何も思いつかない・・・が、今こうしてブログを書いている途中に、
もしかしたらと思い当たる節が見つかった。自分の思い当たる事がメッセージなのか?

妹に対する怒りが自分自身の身体をも痛めているのだろうか?彼女は私に助けを求めている
のかも知れないが私は、はね付けている。そのことは彼女のためだと思うが違うのか?

わからん・・・今晩は眠れるかなぁ。

2010年11月29日月曜日

宮古島の伝統工芸品宮古上布

全国には沢山の織物文化がありますが、宮古島にも負けず劣らずの織物文化があります。
日本の麻織物の中には東の越後上布、西の宮古上布と言われる程その名を知られています。

しかし、宮古島では宮古上布という名前は知っているけど実際に着物を持っているという人は
少ないようで、敷居が高い織物ということが一般的な認識のようです。確かに宮古上布の価格は
何百万もする価格で取引されるようですが、それは高級デパートや呉服屋での話ではないかと
思います。

文献によれば、14世紀に朝鮮の船が難破して沖縄の島々を朝鮮人が見聞した記録には既に、
宮古上布らしきものの存在が記されているようで、とても綺麗な織物だと記されております。

宮古上布が広く知られるようになったのは、17世紀に稲石という方が琉球国王に献上したところ
国王が大変気に入り、宮古島の貢布となってからのようですが、歴史的にはこのことで宮古島は
大変厳しい税に苦しんだと言われます。それだけ、美しく、技術の高い織物であったとも言えます。

琉球が薩摩の支配下にあった時代には宮古上布は薩摩上布として、江戸の町で大変な人気が
あったという事ですが、宮古の名前が薩摩になっていたとは、なんとも悲しい気持ちになります。

しかし、一方では薩摩が江戸に宮古上布を広めたとも言えますので、良いとも悪いとも言えません。
それにしても時代の変遷のなかで宮古上布は数奇な運命を辿ってきたのです。現在でも昔の技法
で作り続けられる織物があるなんて、やっぱり少しは自慢してもいいのではないかと思います。

2010年11月28日日曜日

龍馬伝最終回

NHK大河ドラマ「龍馬伝」が今夜最終回を迎えました。最後も男、龍馬に感動でした。
新しい時代を見届けることはできなかったが、一番厳しい新時代への道標を示した志は
今の日本にとってもまさに必要な男の生き様のような気がします。

志のあるものなら、誰でもがリーダーとなり国を牽引する。これこそ本物の政治と思う。
ドラマのなかで、龍馬が「命は使い切ったか?」という言葉が印象的でした。やっぱり、
志半ばで死んでいくのは後ろ髪引かれる思いだったと思いました。

みんながそれぞれの役目があり、自分の役目を努めることが、人生というものなんでしょう。
龍馬自身は新政府のメンバーには加わらずに、世界を見聞して回ることを目指していたようです。
しかし、33歳という年齢は現代では若すぎる。フリーターで親のスネカジリしている場合ではない。

本当に人間の人生の濃度は年齢ではないと改めて思い知らされました。目覚めよう!日本の若者。
わずか33年で、日本の行くべき道を標した龍馬は、情報を入手するにも困難だった時代に
どのようにして、柔軟な頭にしていったのか、私適にはやっぱり出会うべくして出会った人間たち、
人脈につきると思う。まさに現代で言う引き寄せの法則が働いたと思う。

奇しくも今日は沖縄県の知事選挙の日でもあります。
TVでは現職の仲井真さんが当選確実と伝えています。

沖縄は戦後、アメリカ軍基地が集中し、時代の変遷で必要・不要と長年意見が割れてきています。
龍馬がもし、時代に生きていたならどんな方向を示してくれただろうか・・・

2010年11月27日土曜日

宮古島の映画館

宮古島には過去に映画館は三箇所ありました。今では1箇所になっています。
しかし、今の映画館が復活するまでの何年間だったか忘れましたが、映画館が
無い時もありました。

小学生・中学生の頃は正月映画をもらったお年玉で観に行くことが大変な楽しみでした。
高校生になると学校の帰りによく観に行ったものです。結構涙もろいとかがあって一人で
行くことが多かった気がする。昔は邦画、洋画、大人向けみたいに分かれていたと思う。

子供の頃はトラック野郎や任侠ものなどに興味はなかったが宇宙戦艦大和、ガメラなど
が大人気でした。思春期あたりになると洋画を観ることが多くなったかな。

当時の宮古島はTVもNHKのみの放送でしかも一日遅れのビデオ放送であり、映画は
数少ない娯楽であったのでしょう。大相撲番組もラジオはリアルタイム放送でしたから、
TVでみるときは勝負の結果を知っていながら観るというものでした。

映画も、もちろん2~3ヶ月ほど遅れてフィルムは届いてようなので、古い映画を観ていた事に
なりますが、当時はどんな映画が最新なのか選択することなど、とんでもない贅沢であった。
ロードショウなる雑誌があり、全然違う映画の紹介を読んでいたりしたものです。

本や雑誌などは1週間遅れぐらいで読めたと思います。雑誌などは今でもそれぐらいの
遅延はあるようです。

現在の映画館の会員になったもののほとんど会員証を使用したことが無い状態で、半年も
過ぎてしまった。観たい映画のジャンルでないことが多いせいもあるかもしれないけど・・・

しかし、また映画館が無くなってしまったら、寂しいので月に一度くらいは行って見よう。




2010年11月25日木曜日

兄弟喧嘩。

兄と妹が喧嘩する。夫婦の喧嘩は犬も食わないというけど、兄弟喧嘩も似たようなものでしょう。
子供の喧嘩はたわいも無いことでよく喧嘩もする。喧嘩するほど仲も良いといわれる。

しかし、大人ともなればどうなんでしょうか?喧嘩の原因はほとんどが第三者からしてみれば
まさに、そんな小さなことで喧嘩するなんて大人気ない的なことだと思う。当事者にとっては
重要なことになるんだろうけど・・

家族だから本音で言い争うことになる。あまりにも感情的になり過ぎて具合が悪くなってしまった。
怒りの感情はほんとに毒を撒き散らしているかのようだ。心臓の鼓動が早まることを感じながら
自分は何でこんなに怒っているのか、もう一人の自分が第三者になって分析している。

最近になって、怒りの感情の中でも冷静に自分を分析している自分に気づくようになってきた。
少しは精神的に成長したということなのだろうか?いつもニコニコして過ごせればいいのになぁ。

中国では一人っ子政策なるものがあって、兄弟はいない子供たちがたくさんいるようだが、
喧嘩になるとどうなるんだろうか?日本でも兄弟がいない子供たちが増えていると感じるが
実際はどうなんでしょうか?沖縄は出生率が全国一高い県として知られるが1.79であり
一人っ子は多いとみられる。

兄弟喧嘩の経験がない子供たちが当たり前になる時代が目の前に来ているようだ。
動物の世界でも兄弟同士が喧嘩するなかで生きるルールということ学ぶという。

それは人間にも当てはまると思う。
だから、兄弟喧嘩の経験がないという状態はなにか不気味な感じだが、これも時代の流れ。

兄弟喧嘩が逆に不気味に感じる時代となるかもしれない。

2010年11月23日火曜日

鰹節と宮古島。

いつも袋入りのかつおの削りを購入していましたが、久しぶりに鰹節を求めに行きました。
以前は各家庭に鰹節削り専用のカンナがありましたが、現在置いてある家は少ないと思う。

私も鰹節用のカンナは持っていないのですが、お店で削ってくれるようなので削ってもらいました。
削ってる最中にもカツオのなんとも言えないいい香りが漂いなんとなく幸せな気分になれました。

子供の頃の毎朝の日課が鰹節を削ることだった思い出が蘇ります。
宮古島では、味噌汁の代わりに即席のカツオスープが食卓にのぼりました。
しまの方言では「タティンツ」といいます。鰹節を削ったものを大きめの汁椀に一握り入れ、
味付けは味噌(宮古味噌は麦ベースで甘くない)を一つまみ程、そしてお湯を注ぐだけです。

即席とはいっても栄養面ではかなり身体にいいスープになっております。
運動会とかスポーツ大会の朝には特別に卵がはいったりしたものでした。

我が家のマナーは出汁がでたあとの削り節も全部残さずに食べることでありました。
小さい頃はなかなか全部たべることに苦労しましたが、今ではほんとにおいしく頂けます。

今では、いろいろなスープの素などが売られておりますが、シンプルで安心な鰹節が私的には
お気に入りです。沖縄は鰹節の消費量が全国的にも高い方なんだそうです。

沖縄ソバの出汁もカツオが多いですからね。昆布の消費量も多いけど、アイスクリームは
以外にも全国でも下位に入るようです。常夏の島だから冷たいアイスクリームの消費は多い
ように思えますが、解らないもですね。

2010年11月22日月曜日

車社会の宮古島。

多くの方がご存知だと思いますが、沖縄には鉄道が沖縄空港から首里までの
モノレールしかありません。だから、県民は皆、マイカーで通勤したり仕事したり
しています。宮古島では移動手段はほとんどがマイカーです。

各家にだいたい2台の車を所有しています。というと裕福だと思われそうですが、
沖縄の平均年間所得は全国ワースト1であります。所有している車は軽自動車が
多いです。まぁ、高速道路がないし、ほとんどの所が20分以内でいけますので、
軽自動車で充分な為でもあり、車の維持費や購入費などが安いということもあります。

サトウキビなど農業をしている家はさらに農業用の耕運機やトラクターなど所有して
いますので、結構、油を消費する島でもあるんです。台数が他府県と比べれば少ない
ということはあるんですが、1家あたりの石油消費量は多いように思いますが定かでは
ありません。

宮古島はエコアイランドを宣言していろいろなエコに取り組んでいます。
島の基幹産業であるサトウキビからエタノールを精製して実際にガソリンに3%混入させた
車が実際に走っています。エタノールの混入量を増やすには法律などの壁があるようですが
解決されることでしょう。

電気の面ではソーラー発電の実験設備が建設され稼動をはじめました。メガソーラー施設
というそうです。実用化に至まで確実に研究を進めて欲しいと思います。太陽発電は結構
耳にするのですが、発電した電気を蓄積する蓄電池というのものの研究についてはあまり
聞こえてきません。いろんなメーカーさんが凌ぎを削る分野だろうから起業秘密もあるかも
しれませんが、太陽発電と表裏一体と思われますので、市民として知りたいところです。

電気で走る車も既に実用化しているし、静かな車がたくさん走るようになるので、島もまた
静かでいい環境になりそうですね。従来のエンジン音もなかなか捨てがたいものもあるなぁ。

2010年11月21日日曜日

タチアワユキセンダングサ

方言ではムツウサと呼ばれている。和名はタチアワユキセンダングサ。

宮古島の漢方茶として製品化されている。

この草は繁殖力がもの凄くて、畑のやっかいもの扱いだったのに、今では

漢方茶として市場に登場している。まさか、あの畑のやっかいものがという感じである。

この草は種を動物の毛などににくっついて運ばせるようだ。

人間の場合は洋服のいたる所にくっついてしまうので、洗濯の前には落とすのに手間がかかる。

またこれがなかなか取れないのである。しかし、花は白い可愛らしい花を咲かせる。

農家はこの花が咲く前に除草しなくてならないだろう。

花が咲き、種ができるとその旺盛な生命力であっという間に畑を占領してしまうのである。

この厄介者の雑草だった草に薬効が発見されて今や栽培までされている。

旧、城辺町(グスクベチョウ)は町興しの一つにしようとバックアップしていた。

栽培したことは無いので、農家は苦労は分からないが、予想では

何もしなくても勝手に育ってくれるんじゃないかと思ったりする。

それぐらい本当にもの凄い生命力なのです。

この草の他にもまだまだたくさんの雑草が一躍、貴重な原料となる可能性が期待できそうだ。

この世に無駄なものなど無いと聞くが、まさしくその通りと思う。

私達、人間も一人一人違う役目を背負って生まれたんだろうね。

2010年11月20日土曜日

命の草トゥナラ

昔々の話です。宮古島が大干ばつで飢饉になり食べ物が無いときに心優しい
女が食べ物を捜し求めて、1日中野山を探し歩いても見つからずに、ヘトヘトになり
もうろうとした状態で、アダンの木の下で休んでいたら、どこからともなく歌が聞こえてきた。
その声は亡き父の声に聞こえたそうだ。

「茨をかき分けグミの木の茂みを潜り抜け茅の中を分け入って行くと、見事に生えている
神様の草、命の草を見つけるでしょう。それこそがトゥナラ草です。トゥナラ草は生命の草、
神様の草だからそれを摘み取って食べ、島の続く限り、世の続く限り、宮古島のように、
生命永らえなさい。心美しき女わらべよ。」

この歌のトゥナラ草は秋ののげしと言われています。この草も普通に見ることができます。
そして、普通にみなさんの食卓に上っていますし、大変おいしいです。

だからといって、その辺にある畑からとってはいけませんよ。
最近の畑は農薬が撒かれている場合が多々あるからです。

畑に誰かいましたら、とってもいいか声をかけてから摘み取れば問題ありません。
摘み取って安全に食べることができれば畑の主も快く教えてくれるはずよ。

この歌の存在を知ってから、トゥナラ草に対する気持ちが大分変わりました。
今までより、なお、トゥナラ草が食べられることに感謝して神様に感謝する心が
フツフツと沸いてくるのです。今日もありがとう。

2010年11月18日木曜日

職場の同僚。

以前は男所帯の職場環境で仕事をしていたが、現在は逆に女性ばかりの職場である。
始めはみなさんの雰囲気に慣れるのに神経を使っていたが、無駄なことに気づいた。

みなさん、それぞれ自由奔放に仕事をされるので、私もやりたいようにやってみたら、
それでOK。雑務は私が来る前はいったい誰がやってんだと思うくらい全部こっちに
回ってくる。照明がきれた、ガソリンを入れてきて、庭の草刈、溝さらい・・・・いつ本来の
仕事をするんだと思っていた。

本来の仕事って何?一応、応募した職種は企画担当ということだったんだけど・・
そんな仕事今は無いので、目の前にある仕事して下さいとのことだった。

そんなこんなで、いつの間にか半年が過ぎた。企画らしきことも手がけているが、
相変わらず雑用も多い。しかし、実に楽しい職場である。
人間、本音と建て前があって使い分けるものであろうと思うが、この職場は本音96%
ってくらい歯に物着せぬ感じの女性ばかりである。

コーヒーお願い、お茶お願いって男に頼むか!?最近はなんでもござれ私も器が大きく
なったのか、はたまた切れているのか、呆れたのか頼まれら断らないことにしている。

女性らしさとか男らしさ、人間らしさって何でしょうか?それぞれの個人が自分で決め込んでいる
ように思えてきた。女性が男勝りでもいい。男は女々しくてもいい。らしさに縛られるより、認める
ことで、先に進めるような気がする。

固定観念、思い込み、常識、非常識・・・これらの基準は誰が決める?

こんなことを考えるきっかけをくれた職場に感謝している。

2010年11月15日月曜日

宮古島のインターネット環境。

宮古島のインターネット環境は平良地区は概ね良好である。
NTTの光回線も使用できるので、ブロードバンド化されている。
自分に合ったインターネット環境を選択することができる。

しかし、旧の町や村は光回線はおろかADSL回線も引くことはできるが、
高速化は厳しい状況である。なので島のCATV回線に頼らざるをえない。

CATVも最も早い回線でも10M以下と最近の高速大容量にはついていけない。
宮古TVさんに頑張って大容量回線のコースを提供してもらいたいものです。

携帯電話を利用したデータ通信も近頃は下り7Mとかなり早くなっているので、
携帯のデータ通信も魅力的であるが、電波強度が家の中となると問題となる
地域がこれまた旧の町・村である。

旧町・村は城辺、上野、下地、伊良部の各地区だ。
宮古島では、auさんの電波状態が比較的全地域で良好で、softbankさんが
今のところ平良地区以外で弱い。docomoさんは全地域で無難という感じです。

このところ、インターネットが不調で調査してもらった。
私が使用しているのはCATV回線です。

夜から具合が悪いので電話したところ、やっぱり夜は対応していない。
翌日、すぐに対応してもらったので概ね満足している。

情報格差がないような環境を望むが、宮古島ではまだ少し格差解消には時間が
必要と思われる。それでも、電話回線を使用していた頃に比べれば格段の進歩
であり、ありがたいことである。

2010年11月12日金曜日

幼馴染み。

アラフォーAgeになると久しぶりに顔を合わせる幼馴染みも、どちらさん?
てな感じになってしまって改めて年月の過ぎ去ることの速さが身にしみる。

30年の歳月はお互いを体系も心も変えてしまっているのだろうか?
自分自身は何も変わっていないつもりだが、相手を見れば相当に変化している。
ということは向こう側から見た私も同様にかなり変化しているのだろう。

お互い変わったなぁといいながら、子供の頃の話に花を咲かせる。
面白おかしかったことが次から次と出てくる。

若い頃は同窓会に参加したいという気持ちも沸いてこなっかたものだが
歳をとったということなのだろうか、同窓会と聞くとワクワクしてしまう。

近頃のアラフォー女性は綺麗な方が多い。男性はもっと頑張らないと
いけないんじゃなかろうか。加齢臭対策だけでも頭が痛いのだが・・

島はとても紫外線が強いので、女性のみなさんその対策に大変のようだ。
車を運転するときも外にでる時はもちろん、顔も見えないくらいに体中が
覆い隠されている。しかし、よそから来た女性はまったく反対に肌の露出が
多いので、地元の女性か否かはすぐに判断できる。

もっとも、地肌の色がまるっきり違うんだけどね。

男性もゴルフを楽しむ際にも日焼け止めが必要で、なにも対策しないで
晴天の日に1日ゴルフを楽しもうものなら、大変なことになるので、ご注意を。

宮古島は小さいけどゴルフコースは5つもあるんですよ。
ほとんどが海の側にあるので、爽快な気分で楽しめます。

2010年11月7日日曜日

キダチアロエ

アロエは「医者いらず」とも言われるので、我が家でも火傷や切り傷、
擦り傷には重宝しています。もちろん食べてもお腹によろしいようです。

キダチアロエは葉肉の部分が小さいので皮を剥くのに時間がかかる。
皮の部分はかなり苦いので、完全に取り除いたほうがおいしく食べられる。

少しくらい皮がついてると逆に苦味があってうまいと言う方もいるかもね。
実は苦味がおいしいと感じる自分がいたりする。

ゼリー状の葉肉は淡白でほとんど味が無いからいろんな味のソースで
楽しめる。私のお気に入りは酢醤油。ぬめりがあるので、箸でつかみにくい。

このキダチアロエも手入れ不要でよく育ちます。
うちではまったく手をかけないけど、どんどん成長していきます。

あまりにも成長するので、たまに刈り取って畑の肥やしにしています。

台風にも強いし雨が降らなくてもへっちゃらな植物で宮古島にはうってつけ。
ただ、大量に栽培となるといろいろ問題はでてくる思うがどうだろう?

アロエを食べる虫類もいないようで、まったくみかけません。
たまに、カタツムリさんがいますが、棲みかにしているだけでょう。

最近ではヨーグルトにアロエ入りがあったり、化粧品などにも使用される
ようで、アロエを使ったたくさんの製品が出回っています。

アロエって凄いなぁと今更ながら感じているところです。あまりにも身近すぎて
その良さが解らないって結構あるかもしれない。家族もそうかも・・

2010年11月3日水曜日

海の色&空の色

宮古島には世界に誇れる物があります。それは海と空です。
島人の情けも誇れるのですが、今日のところは海と空で・・


海の色と言えばブルーですね。大好きな色であります。
でも、海の色っていつも綺麗なブルーではないんですよ。って、当たり前か。


天候によってまったく違う色になってしまい、どれがほんとの色?
どれも本当の色だね。その時々によってまったく違うけどその時の色が真の色。


太陽がサンサンと輝いている時。雨が降っているとき。
朝日が昇るとき。夕日が沈むとき。


人間の心も同じように毎日いろんな色で染まる。1日の中でも色々変わるもの。
願わくばいつでも明るく輝く色でいたい。まっ、そうはいかないのが、人生の楽しみ
でもあるわけだ。海の水は人間の体液によく似ているそうだ。


他にも、1分間に寄せては反す波も人間の呼吸の回数と近いし、人間の体の70%
は水で地球の70%も海の水と言われる。


海はすぐ傍にあるし、海がない世界ってどんな感じなのか思いもつかないけど、
海を知らない国もあるよね。中国の内陸部とか一生、海を知らずに亡くなる人もいるかもしれない。


そう考えると、海が当たり前にあることに感謝して大切にしないといけないなぁ。










2010年10月29日金曜日

宮古島のパリってどこ?

私の職場にフラン人がみえた。なんでも友達が宮古島にいるので頼ってきたようだ。
その方が言うに、2・3年ほど前にフランスのTV局が沖縄の取材をしたらしい。

宮古島も取材の対象になり、長生きで元気に働くおじぃ&おばぁを
取り上げ、こんなステキなところに住みたいと放送されたようだ。

TV放送をきっかけにヨーロッパからの観光客が増えるかもしれない。
とは言ってもまだたった一人しか見ていないのだが・・・
話は変わるが、宮古島の方言で「パリ」という言葉がある。
フランスの首都パリと同じ発音であるが、意味は全く違う。

宮古島での「パリ」は畑のことなのだ。
だから、畑で農作業をしている女性はパリジェンヌなのだ。(笑)

蛇足だが、島でアメリカに行った人の話が出たらその方は
お亡くなりになったという意味でも使われるのでご注意を・・


小さな宮古島だが、各地域により方言が存在する。
島人同士でも通じない言葉がたくさんあるから、内地からきたら驚くだろう。


今から数十年前は方言を使わないように指導されたものだが、今では方言を
残そうとして、方言による弁論大会まで開催されるようになった。


この小さな島でもこの変わりようだ。
世の中が180度変わったところで、驚くことはないように思う。


今日の常識は明日の非常識となるなんて多々あることでしょう。
柔軟に対応できる心がけをしていきたいとつくづく思う。



2010年10月24日日曜日

ススキは建築資材でした。

まだまだ、クーラーが必要な沖縄だが、野山にはやっと秋の気配がしてきた。

本土のように秋の紅葉はほとんど見られない中で、秋を感じる草木はススキだ。

中秋の名月の頃にススキは欠かせないものだが、南国沖縄では9月にススキを
探すことは大変なことなのです。もっとも沖縄では旧暦カレンダーで行事を行う事
が多いので、10月に中秋の名月となるのです。

しかし、お月様はとっても綺麗に夜空に輝いている。

昔はススキは貴重な建築材でもありました。編み込んで壁にしたり屋根には茅葺き
屋根として使用されました。また貴重な燃料でもあったのです。


ですから、野山のススキは勝手にとることが出来ないように管理されていたのです。
ススキの番人がいてとってはいけない時にはとらせない管理をしていたのです。



でも、台風銀座の宮古島ではとってももろい建築資材でして、毎年のように台風の
去った頃に家の大修理が行われていたのです。


まさに作っては壊しで、当時の経済は循環していたであろう。

現在の破壊は戦争によるものであり、絶対に許すことはできないけど、自然が相手の
破壊は仕方ないと受入れることができそうかな?最近の異常気象は怖いけど。

今では、考えられませんがほんの50年~60年前の話ですよ。
現在、野山の草木は管理どころか伸び放題になっているところが多いです。



そういえば、小学校の冬休みの宿題にススキの穂を使用してほうきを作ってくると
いうこともありました。作りたてのほうきで床を掃くとススキの種だと思うが、それが
ほうきから落ちて余計に散らかってしまうという笑い話も聞かれてました。


今の各家はほとんどが台風にもびくともしないコンクリート作りになってしまいました。
コンクリートに風情を感じることはできず寂しい気もするが時代の流れですからねぇ。









2010年10月20日水曜日

キャベツを植えてみる。

キャベツの苗を植えてみました。畑らしくないけど畑ですよ。
水はかけますが、他には何もしないでどこまで育つのか見守りたい。

家族が少ないので、この程度で充分ですとは建前でして、本音はと言うと
たくさん育てる自信がない・・・でも、ほとんど水をやるだけなんだけどさ。

宮古島は冬でも暖かいので、蝶々さんが飛び回るでしょう。
青虫さん全部食べないで下さいよ。少しは人間にも残してくれ~。
ま、なるようになるでしょう。

宮古島は地下ダムなるものがありまして、今では農業にも威力を発揮して
いるのでございますよ。私が子供の頃は飲み水にさえ困っていた季節も
あったというのに、今では考えられないほどに水が豊富で感謝してます。

現在の地下ダムは城辺地区に多く存在しております。そう、一つではないんです。
現在、他の地区にも建設予定でありまして、着々と準備は進んでるようですよ。

宮古島はその昔、大干ばつに見舞われて野菜類はもちろん、多くの植物も枯れて
しまいましたが、ソテツだけは枯れずにいたようです。食べ物がなくなった島人は
ソテツも食用にしたとのことですが、ソテツには実は毒があったのです。

毒を完全に抜くことができずに食べてしまった人も多くいて、二次災害になったと
言う昔話もあります。やっぱり、水が豊富にあるって本当に幸せなことですね。

2010年10月15日金曜日

益虫。

南国にはたくさんの虫たちがいるが、その虫を捕食する小動物もまたいる。
どの家にもおでます「やもり」君。漢字では家守!?家を虫たちから結果的に
守ってくれているようだね。

蠅もとれば蚊もとるし、シロアリにコックローチさんまでもとってくれるんです。
とってもありがたい一方で所かまわずにうんちもしてくれるんだなぁ。
トイレをやもり君に躾けることができれば、最高のペットになるのだが・・・

しかし、自分の体の半分もありそうな獲物をパクリとやるんだから凄い!
思わず、携帯電話のシャッターを切っていました。

こんな風景に慣れていない内地の方は卒倒しそうになるかもしれませんね。
写真は見ても平気な人だけ見てくださいな。これも小さな自然界なのです。

このやもり君は夜になると活躍するんです。獲物が夜行性の虫で光に集まって
来る虫たちを狙って、やもり君も夜行性なんだろう。よく観察しているとかなり
俊敏で10cmくらいは飛んで獲物を捕らえたりしている。

なんでも食べるように見えるやもり君だが、美食家のようでまったく見向きも
しない虫もいるんです。臭いのきつい虫は苦手のようだ。
虫だって生き残る為にいろん工夫をしているんだよね。

私達、人間も生きるために知恵を働かせて人生をエンジョイしましょう!

2010年10月10日日曜日

育てる必要がない野菜。

現在は休日を利用して農業を始めたわけであるが、宮古島ってその辺に
結構な野菜が実はたくさんあるのです。

パパイヤもその代表格でしてわざわざ植えなくても鳥さんのうんちから芽吹く。
パパイヤは台風に弱いのですねぇ。それから大雨にも弱いかなぁ。

自然界では農薬も肥料さえも与えることなくすくすくと育つんだよね。
なんで?どうして人間の手で種まきしたり苗を植えると農薬や肥料が必要なの?
実は何もしなくても野菜さんたちって育つんじゃないのかなぁ。

と、思い種まきしたまま自然に任せていると・・とほほ・・虫さんたちが幅を利かせて
人間の分まで残っていないですねぇ・・・

自然保護・環境保護にはやっぱり農薬とか化学肥料とかよくないと思う。
だから、使いたくないけど野菜さんが育ってくれないとこれまた困るわけで・・

自然を観察して教えてもらうしかないようだから、気長に楽しむか。

写真のパパイヤさんだって、柔らかな土ではないし、水だってやらないのに
どんどん大きくなっていくんだよ。いつかTVで観たど根性大根に匹敵する位の
環境だと思っているんだけど。言い過ぎですね。

ちょっと、面倒くさがりの私はどうして手をかけなくてもすくすく育つのかとっても
興味があるんだなぁ。誰か教えて下さい。

2010年10月7日木曜日

宮古島の奇岩。

宮古島では海がすぐ近くにあるので、歩いて出かける事が普通でした。
家からは歩いておよそ10分で行けるので海はみんなの遊び場でした。

天然の砂場が延々と2kmとか広がっているので、今から思うと贅沢な
遊び場だったと思う。少子化の波は宮古島にも押し寄せており、子供達は
まったくみかけなくなってしまった。

久しぶりに浜に降りてみたら懐かしい亀岩が当時のまま残っている。
亀の頭と足のように見える岩だが、潮が満ちるとすぐ岩の下まで海水が
押し寄せ、子供にとっては程よい水遊びができたのです。

海には食べ物も豊富にありました。ウニ、シャコガイ等すぐに獲れていた。
今ではウニの姿がまったく見えない。シャコガイは小さいながらもいくつか
見ることができた。以前の海と比べて海草の量が違うようだ。

砂浜から眺める海。海面がキラキラと輝く。表面上の美しさは昔と変わらない。
だが、海中は少し様子が違う。畑を耕しながら海からの恵みも授かる。

もう、昔の生活はできないものなのか・・・環境保護と言うけれど、何をすれば
よいのか・・今、思いつくことは土を守ることができたなら海も守れる。

宮古島は川がないので、雨は地下に大部分が浸透すると思う。
だけど、最終的には地下を通って海に流れている。

畑の土と海はつながっていると思える。
百姓が土を大切に扱えば海も変わると思う。

2010年10月4日月曜日

畑の雑草でも食べられる。

よもぎは苦くて子供の頃は大嫌いでした。

身体の具合が悪くなるとよもぎを食べさせられたり
葉を擂りつぶした汁を飲まされたりしてました。

その強烈な苦さは忘れることができないです。
自分から進んで、よもぎに手を出すことはなかった
のですが、擦り傷や切り傷など怪我をした時には
よもぎの葉を揉んで傷口につけると治りが早かった
ように思う。

大人になった今では大好きだ。

沖縄そばには薬味として欠かせません。
他には魚汁、ヤギ汁、牛汁などの汁物には絶対必要です。

よもぎは栽培するというより、沖縄の自然では当たり前に
どこにでも生えている雑草なのだ。

多年草なので年中いつでも青々と風に揺れています。

生命力も半端ではありません、切っても切っても益々強く
たくましくなっていくようです。

そのありがたい生命力を頂けるなんて幸せです。


2010年10月3日日曜日

手をかけなくてもいい島野菜もある。

沖縄地方ではどこにでもある葉野菜のハンダマ。
宮古島ではパルダマとも言う。

昔から島の家の作りでは、花壇や庭のように小さな畑
(方言ではカフツ)が各家にある。

家の周辺ではいろんな野菜が採れるのである。
もちろん農薬や肥料などもやらない。

ほったらかしで育つ野菜だ。
葉野菜のハンダマもその中の一つである。

ほとんど手入れしないので、おのずと生命力の強いもので
ないとすぐに枯れてしまう。

だから、野菜と表現するよりも「草」といった表現が
ぴったりなのかもしれない。

ハンダマは土というよりも石ころだらけで太陽があまり
あたらない所でもよく育っている。

雑草のように茂るので、まさしく草刈も必要なのだ。

身土不二、その土地の自然に適応した旬の作物を育て、
食べることで健康に生きられるという考え方に賛成。


2010年10月2日土曜日

畑を手入れしてみるか。

野菜を植えようと畑を整える作業に入った。ほうれんそうを作ってみるのだ。
自給自足程度の量を植えるのでたいした作業ではないと高をくくったが・・

雑草を取り除き硬くなった土を掘り起こす作業を手作業で行う。
現代農業は機械化が進み、私の近所の農家は2~3台のトラクターや耕運機を
所有しているところがほとんどである。しかし、私はなんちゃって百姓なので、
文明の力なる機械を所有してはいないのです。

わずか一坪ほどの土を掘り起こすのに2時間弱をかける手作業なのだ。
しかし、のんびりと作業するので身体はそれほど悲鳴をあげない。

南国の宮古島では秋から冬が野菜を作るには最適な季節です。
もちろん、季節により旬の野菜はあり夏はスイカやゴーヤなどがポピュラーだ。
夏が旬の野菜は数的には少ないと言えるだろう。
サトウキビは何年も経験を積んでいるが、野菜はほとんど経験無し。
やっぱり無農薬で作りたいと思うが、先輩方は失笑しているし・・・
とにかく、やるだけやってみるか。最初からうまくいくなんて思えないからな。
ほうれん草を選択した理由も実は虫がつきにくいということからだ。
うまく成長してくれたらいいのになぁ。

畑にはいろいろな雑草も茂っているんだけど、おいしく食べることができるものも
たくさんあるのです。それを食べてりゃわざわざ作る必要もないかもだけど・・・

2010年10月1日金曜日

農業って楽しいか?

両親が農業を営んでいたので子供の頃は嫌でも農作業を手伝っていた。
農作業は辛くてとってもやりたくなくて、何かと理由を作っては逃げようと必死だった。
子供なりに理由を考える天才になったものだとほくそえんだりもしたかな。
宮古島の農業と言えばサトウキビが主な生産物になる。夏の暑いうちに植え付けして、
寒い冬に収穫する。宮古島では寒いといっても気温は15度ぐらいだから、農作業は
大抵が大汗をかきながらの作業になる。お日様が顔を覗かせると冬でも気温は20度を
すぐに上回ってしまう。大変な重労働なのだ。
だから、子供たちは逃げ回っては夕ご飯時に小言をもらうのだ。
大人になった今では、農作業も楽しみながらできるようになった。
まぁ、休日にだけ農業人になるのでなんちゃって農業ではあるけど・・
平日は会社員で休日は百姓になる生活はなかなかしんどいではあるが
楽しくもある。完璧に作業をこなす必要がないからであろう。
やれるとこまでやる。つまりはマイペースで作業をこなすので止めたい時は
すぐにでも止められるからいいのだ。
子供の頃は作業に入ったら、それはしんどい作業だろうが何だろうがやらねば
許されなかったのだ。「やらされる」と「やる」の違いはいうまでもないだろう。
子供も大人も自分の意思でやるいうことが最も大切ではあるね。
それはもちろん楽しいか否かにつながってくる。